仮想通貨XLMとは|特徴・チャートから見る価格の推移と将来性
仮想通貨XLMとは
XLMという仮想通貨は、Stellarというプロジェクトのトークンです。Stellarはロケットのロゴを使っているプロジェクトであり、送金や受金を今までよりも早くすることを目的とした通貨です。XLMのプロジェクトが広がることにより、国境を超えたマイクロペイメントを滑らかに行うことができます。
XLMは仮想通貨の時価総額ランキングで7位を位置づけており、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、EOSの次に時価総額の高い仮想通貨です。国内の取引所で取り扱われているLiskやモナコインよりも圧倒的に時価総額が高い仮想通貨であることがわかります。
通貨名(通貨単位):Stellar Lumens(XLM)
最大供給量:102,901,180,739 XLM
システム(アルゴリズム):Stellar Consensus Protocol
公開日:2014年7月31日
公式サイト:https://www.stellar.org/
ホワイトペーパー:https://www.stellar.org/papers/stellar-consensus-protocol.pdf
仮想通貨XLMを取り扱っている取引所
仮想通貨XLMは時価総額ランキングも高く、30の取引所で取り扱いがあります。
- Binance
- Upbit
- Poloniex
- Bittrex
- Kraken
- Bitcoin Indonesia
- Vebitcoin
- CEX.IO
- RippleFox
- OKEx
- Koineks
- BCEX
- Exrates
- Stellar Decentralized Exchange
- Bitbns
- Koinex
- Stellarport
- Ovis
- OTCBTC
- Gate.io
- AEX
- HitBTC
- CryptoMarket
- Kuna
- Qryptos
- CoinEgg
- Stronghold
- Cryptomate
- Abucoins
- GOPAX
30の取引所の中には大規模な取引所からマイナーで怪しい取引所も含まれています。どこの取引所で購入するのも自己責任で、信頼のおける取引所で購入するようにしましょう。また、取引所に預けておくと危ないので、ハードウェアウォレットや自分の持っているウォレットに入れるようにしましょう。
仮想通貨XLMの価格とチャート
XLMという仮想通貨の価格の推移は以下の通りになっています。2014年にローンチされましたが。2017年の5月になるまでは横ばいであまり日の目を浴びませんでした。
5月に高騰し、そのままなだらかに下落、その後2月に暴騰しました。夏頃に購入した人は今でも買った時よりも高額のお金を持っていると思いますが、1月末から購入した人は今でも含み損を持っているという形です。
仮想通貨XLMの注目度
XLMの日本での注目度は以下の通りです。XLMは4月に若干注目され、2017年の10月あたりから再浮上、そして価格の高騰に合わせて注目度も一気に上がりました。市場の熱が冷めるとともに価格は下落しています。
仮想通貨XLMの特徴
XLMの特徴はどのようなものなのでしょうか。XLMの特徴は、送金、モバイルマネー、マイクロペイメント、企業のシステムのサポートに如実に現れます。
XLMによる送金(TEMPOとの提携)
XLMの送金は、2~5秒以内に決済されるという特徴を持っています。実際、TEMPOというサービスがXLMを利用した送金を始めています。
TEMPOは世界中で使われている国際送金のサービスであり、送金レートをより安くすることです。TEMPOによって電話料金や保険の料金を支払うユーザーが多くいます。
実際のサービスとして使われているということは技術的な担保があり、安全に使えるということを示唆するため、XLMは信頼できる仮想通貨であるということがわかります。
XLMによるモバイルマネー(Parkway Projectsとの提携)
XLMによるモバイルマネーは、PARKWAY projectsという企業と提携をしています。Parkway projectsはアフリカの大手銀行と手を組み、近代的な銀行のサービスを生み出す金融技術プロバイダーです。
Parkway Projectsはすでに3000におよぶクライアントに対して金融技術を開発し、ヘルスケアや教育やエネルギーの領域において30の国に対して金融的な解決策を提供しています。
XLMによるマイクロペイメント(デロイトトーマツとの提携)
XLMによるマイクロペイメントは公開されています。デロイトトーマツという世界でトップクラスの金融コンサルタントの企業は、約5秒で送金されるかつ取引手数料が40%削減されるというプロトタイプを作成しました。
プロトタイプの段階でアメリカ・カナダ以外の国の銀行のユーザーを対象に展開しています。プロトタイプを利用したユーザーは取引の速さと手数料の安さに驚いていたそうです。
仮想通貨XLMの将来性
仮想通貨XLMの今後と将来性はどのようなものなのでしょうか。XLMの特徴は、企業や一般人に対して送金の速さと手数料の安さによって解決策を提供するのが特徴でした。XLMの将来性をみてみましょう。
XLMのロードマップ
XLMは2018年のロードマップを引いています。StellarがXLMを使って何をしていくかみてみましょう。
XLMは2018年のゴールとして2つの目標を立てています。それは「SDEX」と「ライトニングネットワーク」です。
SDEXとはStellar Decentralized EXchangeのことです。DEXとは分散型取引所という意味なので、Stellarの分散型取引所という意味です。分散型取引所は管理者がいないため、企業が運営していた仮想通貨の取引所のようなリスクが少ないです。
また、分散型取引所は手数料が安いということが良い点とされています。現状では企業が仮想通貨取引所を営むのが主流となっていますが、企業の決めた手数料をユーザーは支払っていることになります。特に日本の取引所は他国の取引所と比較しても手数料の高い取引所が多い傾向にあります。
ライトニングネットワークとは、ビットコインも取り入れようとしている技術です。ライトニングネットワークを導入することにより、知らない人とも安全に取引をすることができます。
ライトニングネットワークをStellar(XLM)に導入することにより、スケーラビリティとセキュリティの面において劇的な効果を及ぼします。
他の仮想通貨との取引手数料と取引速度の比較
XLMは他の仮想通貨の取引手数料と比べて安いということをサイトで示しています。XLMはBTCと比較して早いのはもちろんのこと、送金手数料が安いと言われているXRPをも上回って平均の取引手数料が安いです。
取引の速さはXRPに負けているものの、現在多くの人が価値を感じて投資をしている上位の仮想通貨の中でも取引の速さと取引手数料の安さは優れたものだと言えます。