仮想通貨Substratum(SUB)の特徴と将来性|チャートと価格

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仮想通貨Substratum(SUB)とは

今回は数多くある仮想通貨の中で、Substratum(SUB)という仮想通貨を紹介します。Substratumはオープンソースのネットワークであり、所有しているパソコンやスマートフォンを使用していない時に空いている領域を利用して世界中のインターネットを今までより使いやすくするプロジェクトです。

 

Substratumはインターネットに関する悩みを解決するために、ブロックチェーン技術などの新しい技術を組み合わせることによって、より自由で公正なインターネットを生み出すことを目的としています。

 

Substratum(SUB)が解決する課題

現在のインターネットは中央集権的であり、多くの場合が中央にコントロールされます。例えば、あるサイトを使っている時などに突然webサイトが落ちたり、そのサイトのサーバーが落ちたりすることでユーザーがそのサービスを使えなくなるなどのボトルネックを抱えています。

 

Substratumを利用することで、新しく作られたサイトやアプリケーションがSubstratumが提供する分散して管理されるwebに管理され、ノードとなるユーザーは情報を転送する役割を果たします。しかし、使用していない時間の容量を提供するだけなので提供するユーザーは今まで通りパソコンやスマホを利用することができます。

 

現在、アメリカの少数の大きなオンラインニュースプラットフォームがトラフィックの大部分のを占めているので、多くの人はその少数のプラットフォームによって大きな影響を与えられてしまうという問題を抱えています。つまり、少数のプラットフォームが報道をコントロールしてしまうと、大衆に与えるイメージが180度変わってしまうことを意味します。日本でも偏向報道と疑われるものがあるため、そういった問題は世界共通だと言えます。

 

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そこでSubstratumはwebを分散型にし、その情報をオープンにすることで少数のプラットフォームに支配されることなく自由に情報にアクセスできるようになります。これはアメリカに限ったことではなく、世界中の人が企業や政府の制限を受けずに、好きなコンテンツにアクセスできるようになります。

 

Substratumはブロックチェーンの技術とコミュニティホスティングの技術を組み合わせることで、無料のP2Pのインターネットと、ホスティングの分野に革命をもたらすことになります。ホスティングとは、メールアドレスやwebサービスを預かってもらい、運用してもらうことです。ユーザーは使用していないパソコンの容量を提供してホストになる代わりにSUBトークンを報酬として受け取ることができます。

 

Substratum(SUB)の特徴

Substratumはホスティング×ブロックチェーンにより、顕在化している問題を解決するプロジェクトだということがわかりました。少数のプラットフォームによって大多数の人間に影響が及ぼされてしまうという問題です。

 

使用していない領域を提供する代わりにSUBトークンを報酬として受け取れるというのはわかりましたが、SUBを使用してどのようにプロジェクトを展開していくのかを見ていきましょう。

 

ホスティングとブロックチェーンの組み合わせ

Substratumは、数百万のユーザーを抱えることを想像しています。しかし、それほどの人の空き容量を使うということで、セキュリティやプライバシーの保護ができるかが問題になってきます。

 

空き容量を提供する側がいるということは、サイトを立ち上げて誰かから空き容量を借りる側がいるということです。悪意あるサイト運営者によってパソコンやスマートフォンの重要なデータを抜き取られてしまう可能性を心配する人が多く出てきても不思議ではありません。

 

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それに対し、Substratumはデータが安全であると言うことを証明するアルゴリズムを通じてこれを解決します。ボトルネックとなっているプライバシーの問題をAIを利用したアルゴリズムによって解決します。Substratumは2018年に完全にオープンソースになり、ソースコードを誰でもいじれるようになります。

 

SDK(Software Development Kit)を配布

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Substratumはプラットフォーム上にAPIとSDKを配布します。SDKを配布することで、ネットワークを利用した開発ができるようになり、Substratumの成長をより加速させることができます。Liskという仮想通貨もSDKを配布して一般ユーザーの力を借りようとしています。

 

SDKを配布するまではSubstratumの内部の人間がSUBに関連した開発を全てこなさなければいけませんが、SDKを一般ユーザーに配布することによってより多くの開発者をSubstratumに取り込むことができます。

 

ホスティングの料金が安い

ホスティングを以来すると、現在ではかなり高額な料金を支払わなければならないことが多いです。借りるだけでそれだけのお金がかかり、それに追加してメンテナンスのコストやセキュリティを高めるためのソフトを買ったりしなければなりません。それによって中小企業がコストをかけずにWebで力を持つということを難しくしています。

 

  

Substratum(SUB)の将来性

SUBの特徴はホスティングの問題をブロックチェーン技術を利用することにより解決すること、SDKを配布することで一般ユーザーを巻き込んでSUBの流動性上昇させていくこと、使った分だけ発生する手数料の仕組みによって今までよりも大幅にサイト運営者のコストを下げることでした。

 

SUBトークンが将来的に使われるかどうかを判定するには、SUBがどのような問題を解決するのかをさらに具体的に知っていく必要があります。Substratumがどのような問題を解決するのか、トークンがどのように機能していくのかをさらに深掘って理解しましょう。

 

Substratumが解決する問題

Substratumはいくつかのホスティングのボトルネックになっている問題を解決します。

 

1.P2Pホスティングによるコストの削減

AWS(Amazon Web Service)やその他のクラウドホスティングは時間に対して多くのユーザーがサイトに来ると課金されるような仕組みになっています。Substratumは、ユーザーが使用する分だけを事細かに測るため、コストが削減されます。

 

2.ロード時間の保証

コストが削減できるからと言って、ロード時間が長くなることはありません。アルゴリズムや機械学習を駆使して適切にコンテンツを提供できるように調整することで、Substratumを利用しても他のサービスを利用するようなユーザー体験を得られます。

 

3.サーバーダウンしない

SubstratumはP2Pネットワークでやっていくため、weサイトがダウンすることなく使用することができます。

 

4.無駄なインストールをしなくていい

空き容量をホスティングとして提供するユーザーのパソコンにSubstratum用のソフトウェアをインストールする必要はなく、FirefoxやGoogle chromeのような一般的なブラウザを利用します。

 

5.安全性が保たれる

Substratumは暗号化、圧縮アルゴリズム、P2Pネットワークを使用し、データを小さくした状態で送信することができます。そのため、ユーザーがデータやコンテンツを安全に使用できます。

 

6.サイト所有者は独自ドメインを使用できる

サイト所有者はSubstratumを使用することで 、www.ico-maru.comのような独自ドメインを使用することができます。

 

既存の言語のライブラリをサポート

Substratumは革新的な影響を及ぼしますが、HTMLやCSS、PHPなどのプログラミング言語のライブラリをサポートします。そのため、新しい言語を習得することなく、今までと同じようにサイトをいじれるようになります。PythonやRubyなどの人気んpプログラミング言語も後々のアップデートによって使用可能にすることを明らかにしています。

 

Substratumトークン(SUB)

SubstratumはSUBという独自のトークンを発行します。SUBはブロックチェーンを活用した仮想通貨であり、ブロックチェーン技術を応用しています。SUBは、Substratumネットワークを実現するための燃料のような役割を果たすことになります。SUBはイーサリアムのブロックチェーン上に公正され、ERC20という技術を利用して発行されたトークンです。 

 

SUBトークンは小数点より前と後で読み方が変わっており、ドルとセントのような読み方がSUB独自にあります。小数点より前をサブストレート、小数点よりあとをアトムと読みます。サブストレートはアメリカの法定通貨で言うドルに相当し、アトムはセントに相当します。SUBトークンは空き容量を提供するユーザーに対して報酬として支払われます。

 

Crypto Pay(クリプトペイ)

Crypto Payはユーロやドルの転送や保管をするためのウォレットです。SUBトークンをサポートするために作られる機能でり、ネットワーク上のサイトとアプリケーションは任意のコインを使用して暗号化のトランザクションを処理できます。

 

Crypto Payを自分のサイトに埋め込むことができ、決済手段として使うことができます。

 

SUBのロードマップ(2018年)

Substratumは2018年の最初から中頃にかけて何をするかをホワイトペーパーに明記しています。SUBはSubstratum Bridgeを構築し、ユーザーがライトコインで支払っても法定通貨によって報酬が支払われるような仕組みを提供します。

 

ユーザーが特に気にすることなく、バックグラウンドで自動的に処理され、より利便性の高い仮想通貨になります。

 

Substratumのチャートと価格

Substratumのチャートと現在の価格を見てみましょう。SUBトークンの価格は1月中旬にかけて暴騰し、2月にかけて下落しています。その後、2月のはじめには上昇しましたが、現在は下落を続けています。1月の高騰などはビットコインなどの影響の値上がりを受けてだと考えられますが、これからどのように変化していくのか見ていく必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

Substratumの購入方法

SUBトークンは現時点でかなり多くの取引所で売買することができます。売買できる取引所が多いということは、多くの人にSUBを買える機会があることを示しています。SUBを手に入れられる取引所は以下の通りです。

  1. バイナンス
  2. Kucoin
  3. HitBTC
  4. OKEx
  5. COSS
  6. Tidex
  7. Reder Relay

現在でも7つの取引所で購入することができます、この中でもバイナンスでの取引が最も多いです。バイナンスは取引できる銘柄も多く、手数料が安いことから仮想通貨を取引する人に人気に仮想通貨取引所です。

 

Kucoinも取引銘柄が多く、チャートが見やすい取引所です。SUBは日本では認知度の低い仮想通貨ですが、ホスティングとブロックチェーンの掛け合わせにより顕在化しているニーズを解決していくという姿勢が見られるため、注目が必要です。

 

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