仮想通貨STEEMの特徴と将来性|価格とチャート
仮想通貨STEEMとは
仮想通貨のSTEEMは、インセンティブ設計が組み込まれたブロックチェーンベースのコンテンツプラットフォームです。
Steemitというプラットフォームで記事を書き、それが評価されるとSTEEMという仮想通貨がインセンティブとしてもらえる仕組みになっています。また、良い記事にいち早くいいねを押した人もインセンティブをもらえる仕組みになっています。記事を書いた人には75%、いいね/微妙を押した人には25%の配分になっています。
記事を書く人とそれを評価する人はどちらもコミュ二ティには欠かせないため、インセンティブをそれぞれに渡すことになっています。
通貨名(通貨単位):Steem(STEEM)
発行上限枚数:250,547,014 STEEM
システム(アルゴリズム):Proof of Work(Equihash)
公開日:2016年3月
公式サイト:https://steem.io/
ホワイトペーパー:https://steem.io/SteemWhitePaper.pdf
STEEMが解決する課題
STEEMが解決するのは質の低いコンテンツでも、グーグルが良いと判断してしまえば間違った情報が多くの人の目に触れてしまうという問題です。
日本でも、風邪の原因を幽霊と書いてしまうヘルスケアのキュレーションメディアのWelqが問題になったり、行ったことのない人が記事を書くことで危険な場所をおすすめとしてしまうことが問題となっています。
そうした問題はグーグルのアルゴリズムが誤って良いと判断してしまうということがネックでした。STEEMはSNSのような形で、記事を書く人とそれを評価する人にインセンティブを渡すことで解決しようと試みています。グーグルの場合だと機械が良し悪しを判断しますが、STEEMは人間が判断するためキュレーションメディアの問題は起こりにくいと言われています。
仮想通貨STEEMを購入できる取引所
現在STEEMという仮想通貨は9の取引所で取り扱いが行われています。
- Binance
- Upbit
- Bittrex
- Poloniex
- Vebitcoin
- HitBTC
- OpenLedger DEX
- RuDEX
- GOPAX
STEEMは取り扱われている取引所は少ないものの、有名な取引所に取り扱われていることがわかります。バイナンスやUpbitやBittrexなどがそうです。
バイナンスは世界最大規模の海外の仮想通貨取引所です。対応が良く、日本人にも評判がいい取引所です。バイナンスは取引手数料が安く、ユーザーに優しい取引所です。また、運営の透明性もあるため、海外の取引所の中では信頼のおける取引所です。
Upbitは韓国を拠点として活動している仮想通貨取引所です。Upbitは後述するBittrexとの独占パートナーシップをしたことで注目されるようになりました。現在は日本人が使うことはできません。
Bittrexはアメリカを拠点とする世界でも大規模の取引所です。ユーザー数を制限することがあり、使い勝手が悪い部分もあるため早いうちに登録だけしておくのも良いでしょう。
仮想通貨STEEMの価格とチャート
仮想通貨STEEMの価格とチャートを見てみましょう。 STEEMは2016年3月に誕生しましたが、すぐには価格は上がりませんでした。しかし、サービスを展開したあたりから価格が上がり、そのままビットコインの暴騰に合わせてSTEEMも上がりました。
仮想通貨STEEMの注目度
仮想通貨STEEMの注目度は以下の通りです。2017年11月までは注目されていませんでしたが、ビットコインやアルトコインが高騰する中で1月に最も注目を集めました。それ以降は下落しており、他のアルトコインやビットコインと連動している可能性があります。逆にビットコインの価格が上昇したらSTEEMの価格も上昇する可能性があります。
STEEMの特徴
STEEMの特徴はどのようなものなのでしょうか。STEEMはコンテンツプラットフォームとしての機能を果たしますが、特徴を理解し、STEEMについて理解を深めましょう。
3つのトークン
STEEMには3つのトークンが存在します。少し複雑ですが理解しましょう。3つのトークンとは、Steem、Steem Power、Steem Dollarsの3つです。
まずSteemというトークンですが、SteemはSteemit内で使われる基本的な通貨です。通貨の発行上限枚数は決まっておらず、Steemitのローンチ後に発行料が倍に増えているのが現状です。
次にSteem Powerというトークンですが、SPと略されます。SPもSteemit内でsの仮想通貨で、Steemitのアカウントを作るともらうことができます。発行され続けるSteemの急激な買いや売りを防ぐ役割をし、SPを保有することで新しく発行されるSPを受け取ることができます。また、SPは送金ができないトークンです。
3つ目のSteem DollarsはSMDと略されます。SMDはドルのレートと固定され、1SMD=1ドルという値段で取引されます。SMDは送金可能なため、法定通貨に換金したい場合はSMDにする必要があります。
STEEMの将来性
STEEMの特徴は3つのトークンがあることでした。では、STEEMの将来性はどのようだと考えられているのでしょうか。STEEMの将来性について理解しましょう。
ブロックチェーンとSNS
STEEMはブロックチェーン技術をSNSに活用したプロジェクトです。ブロックチェーンは様々な業界に対して変化を起こしうる技術ですが、STEEMもブロックチェーン技術を取り入れています。ブロックチェーンは不可逆性があって改ざん不可能な性質になるため、記事がコピーされたり、STEEMが違う人に送られてしまうというリスクが低くなります。
STEEMの公式SNSアカウント
STEEMの今後を見ていくにあたって、公式アカウントが発信する情報を追って行くことは大切です。上場の情報や新しい機能の説明はtwitterのアカウントで発信されることが多いため、STEEMが気になる人はフォローするようにしましょう。
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— steemit (@steemit) 2018年2月26日