仮想通貨Siacoin(SC)とは|特徴・チャートの価格推移と将来性

 

 

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仮想通貨Siacoin(SC)とは

 1000以上ある仮想通貨の中で、Siacoin(SC)という仮想通貨をご存知でしょうか。SCはクラウドストレージの領域において改革を起こす仮想通貨です。SCは活用していない世界中のホストを利用してユーザーのストレージを提供します。

 

SCはストレージを貸す人に報酬が渡される仕組みになっており、貸す人にもメリットがある仕様になっています。 そのため、一人一人が貸し出すストレージが少なくても参加する人数を多くして結果的にストレージの絶対量を増やすことができます。

 

SCは日本国内よりも海外の投資家の中で話題になっています。シェアリングエコノミーとクラウドストレージの両方に対して興味のある人がいないことが挙げられます。

 

 

通貨名(通貨単位):Siacoin(SC)

最大供給量:-

システム(アルゴリズム):Proof of Work(blake2b)+Proof of Storage

公開日:201566

公式サイト:http://sia.tech/

ホワイトペーパー:http://www.sia.tech/sia.pdf

 

仮想通貨SCを取り扱っている取引所

仮想通貨SCを取り扱っている取引所は10個あります。仮想通貨の時価総額ランキング30位台で10個しか取り扱っている取引所がないのは珍しいです。

  1. Bittrex
  2. Upbit
  3. QBTC
  4. Poloniex
  5. Bitbns
  6. HitBTC
  7. Vebitcoin
  8. Abucoins
  9. Bisq
  10. BITHOLIC 

BittrexやPoloniexは日本でも名前を知られている海外の仮想通貨取引所です。

 

Bittrexは新規登録を申し込むユーザーが多くて一旦募集をやめるくらい人気です。日本にもBittrexのユーザーは一定数います。取引高が高いことからも、Bittrexの評価が高いということがわかります。

 

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また、取引高はBittrexには及びませんが、マイナーな仮想通貨を数多く取り揃えているのがHitBTCです。HitBTCは本人確認をせずに無制限に仮想通貨を引き出されてしまうため、セキュリティには気をつける必要があります。一度に多くの資金をつぎ込まないようにしましょう。

 

日本国内の取引所ではSCの取り扱いはありません。そのため、SCを購入する際には自己責任で日本国内の取引所から海外の取引所に移して購入するようにしましょう。

 

仮想通貨SCのチャートと価格

SCの価格をチャートで見てみると、 6月のはじめに価格が上昇しましたが、11月まで下がり続けました。しかし、12月から価格は上昇し、2018年の年始に最も価格は上がりました。しかし、そこからはビットコインと同じように価格は下落し、高騰前ほどにさがることはありませんでしたが、下落しました。

 

 

 

 

 

 

仮想通貨SCの注目度

 SCの注目度は、6月の中旬に一時上昇し、その後注目されませんでしたが、2018年の年始に最も注目されました。その後はビットコインの価格と比例して注目度は下がっています。プロダクトが実際にリリースされたらまた注目度が上昇する可能性があります。

 

 

仮想通貨SCの特徴

 SCの特徴は、ストレージの空き容量をブロックチェーン技術を使って貸し出せるような仕組みを構築する仮想通貨である点です。ブロックチェーンはブロックが鎖のように連なっているからブロックチェーンと呼ぶのですが、改ざんする難易度が非常に高いです。

 

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仮想通貨が取引所から盗まれる事件が起きていますが、仮想通貨そのもののセキュリティは破られたことがありません。また、ストレージを貸す側のプライバシーも守られるため、情報が漏れることへの心配はありません。

 

ストレージとは、データの保管庫のようなものです。ストレージの例はハードディスクやSSDが該当します。パソコンに物理的に拡張をしてストレージを増やす方法としてUSBがあります。しかし、SCはクラウドストレージといって、インターネット上にあるストレージを使う方を採用しています。

 

そのストレージを、ブロックチェーンの技術を活用して使用されていないパソコンの容量から提供するのがSCです。パソコンのストレージを貸してくれるユーザーにインセンティブとしてSCを払うことで、Siacoinのエコシステムは成立します。

 

UberやAirbnbのようなシェアリングエコノミーは有名ですが、Uberは車の空いている座席を提供して運転者に乗客が金を払います。Airbnbは使用していない家という空間を提供することにより、インセンティブをもらえるという仕組みになっています。

 

Siacoinはその設計をストレージに当てはめ、新しい形の問題解決方法として世の中に価値を提供します。現在はアマゾンやgoogleがクラウドストレージという形でサービスを提供していますが、SCはそれらのサービスよりも安い価格でストレージを提供できます。

 

仮想通貨SCの将来性

結論から言うと、SCは日本国内では注目を浴びませんが、海外ではSCが話題になるようです。つまり、時価総額30番台というのは日本国内のコミュニティの盛り上がりではなく、海外のコミュニティによる盛り上がりだと言えます。

 

SCのロードマップ

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SCは2014年からロードマップを引いており、2019、2020年と大雑把にゴールを決めています。2018年には使用していないストレージを生産する準備を開始し、ファイルシェアリングを企業によって開始する予定です。

 

2019年にはAmazonのS3のスピードに追いつくことを予定しています。2020年にはSiaはAmazon S3の競合になり、Siaの代わりとなるプロジェクトに切り替えます。

 

そして、Siaの最終的なゴールはインターネットのストレージサービスの基盤になることです。2020年にAmazon S3を完全に抜くことではなく競合となることに設定しているあたりが現実味があります。