仮想通貨WANとは|特徴と将来性・価格とチャート

 

 

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仮想通貨WANとは

仮想通貨WANは中国系の企業が発行している仮想通貨です。WANは異なる仮想通貨を結ぶブリッジとしての機能を果たし、スマートコントラクトを匿名でできるようにする仮想通貨です。

 

WANによって仮想通貨でローンを組めるようになったり、仮想通貨でクラウドファンディングができるようになったりします。WANは2017年の9月にICOしました。

 

通貨名:Wanchain(WAN)

上限発行枚数:210,000,000 WAN

公式サイト:https://wanchain.org/

ホワイトペーパー:https://wanchain.org/files/Wanchain-Whitepaper-EN-version.pdf

 

 

仮想通貨WANを取り扱っている取引所

WANを取り扱っている取引所は2つしかありません。

  1. Binance
  2. Kucoin

この2つのみですが、2018年4月11日時点では時価総額ランキングで29位にランクインしています。BinanceもKucoinも取り扱い銘柄が多く、ユーザーを巻き込んだキャンペーンを開催するのが得意な取引所です。

 

Binanceはマルタを拠点にする仮想通貨取引所であり、ハッキング対策やハッキングの際への対応の透明性が高く、多くの人に信用されている取引所です。また、取引高も世界の仮想通貨取引所の中でもトップレベルです。

 

Kucoinは香港を拠点におく仮想通貨取引所であり"第二のバイナンス"とも呼ばれています。KucoinはKCSというトークンを独自で発行しており、配当と呼ばれる仕組みによって期待されているトークンを発行している取引所でもあります。

 

BinanceとKucoinはかなり規模の大きい取引所なので、その他の取引所に上場することは可能性としてあります。また、2つの取引所で時価総額ランキングが29位まで上がっているため、上場数が増えるにあたってまだまだ時価総額が上がる可能性のある仮想通貨です。

 

仮想通貨WANの注目度

WANの日本での注目度は以下の通りです。日本での注目度は1月の中旬のビットコインやその他アルトコインが高騰している時期にWanchainが注目され、3月中旬にも注目を集めたということがわかります。

 

 

 

 

仮想通貨WANの価格とチャート

仮想通貨WANの価格とチャートは以下の通りです。Binanceに上場したのが3月なのでWANの価格の推移を取れるデータがあまりありませんが、WANはBinanceに上場してから価格は上昇し続けています。

 

 

 

 

 

 

仮想通貨WANの特徴

 仮想通貨WANの特徴は、クロスチェーンによる送金とPoS、分散型元帳という性質にあります。異なるチェーンを繋ぐことはブロックチェーン同士のやりとりを加速させるため、期待されています。

 

クロスチェーンによる送金

すでに存在するデジタル通貨のネットワークをつなげ、もともとのブロックチェーンを修正することなく資産を送れます。

 

Wanchainと他のチェーンが相互作用し、Wanchainから他のチェーンに資産を移したり、他のチェーンからWanchainを移すといったことができます。

 

クロスチェーンによる送金では、クロスチェーン取引のセキュリティとクロスチェーン取引の安定性を確実にすることができます。

 

PoS(Proof of Stake)

WANはコンセンサスアルゴリズムにPoS(プルーフオブステーク)を採用しています。PoSはPoWとよく比べられるアルゴリズムであり、PoWのデメリットを改善したアルゴリズムだと言われています。PoSでは通貨をより多く持っている人に対して報酬が支払われる設計になっており、PoWの消費電力を解消したアルゴリズムです。

 

Wanchainは分散型元帳

Wanchainは分散型元帳としての機能を果たし、異なるブロックチェーンネットワークを繋げ、相互運用性を高めます。Wanchainはメインストリームのパブリックチェーン同士の取引、プライベートチェーン同士、プライベートチェーンとパブリックチェーンとの取引をサポートします。

 

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https://wanchain.org/files/Wanchain-Whitepaper-EN-version.pdf

 

 

 

仮想通貨WANの将来性

 仮想通貨WANの将来性をロードマップを通してみてみましょう。

 

Wanchainのロードマップ

 Wanchainは2018年の終わりまでに、Wanchain 3.0を公開します。ビットコインのクロスチェーン取引を利用可能にし、Wanchain 2.0プロトコルを公開し、複数の通貨のWanchainウォレットを公開します。

 

Wanchainのビジネスチームは仮想通貨取引所と徹底的に連携して市場開拓に乗り込みます。伝統的な金融分野においては、Wanchainが基本的なプラットフォームとして使われるために、Wanchainは開発メンバーを採用し、未来のクロスチェーン接続の道を開くように動きます。

 

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https://wanchain.org/files/Wanchain-Commercial-Whitepaper-EN-version.pdf

 

2019年では、Wanchain 4.0を公開します。Wanchainのクロスチェーン取引を使えるようにし、Wanchain 3.0クロスチェーンプロトコルを公開し、Multi-currency Wanchain walletを公開します。

 

成熟したWanchainのテクノロジープラットフォームでは、Wanchainはさらに多くの仮想通貨とパブリックチェーンネットワークのデジタルアセットをサポートます。一方でコンソーシアムチェーンが徐々に従来のアプリケーションに適用され、クロスチェーン取引の価値は十分に拡大することが予想できます。

 

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https://wanchain.org/files/Wanchain-Commercial-Whitepaper-EN-version.pdf