仮想通貨QTUMの特徴と将来性|価格/チャート/DApp
仮想通貨Qtumとは
1000種類以上あると言われる仮想通貨の中で、今回はQtumという仮想通貨について説明します。Qtumという仮想通貨はビットコインとイーサリアムのいいとこ取りをした仮想通貨だと言われています。
ビットコインは仮想通貨の時価総額ランキング1位でもあり、最も知名度の高い仮想通貨です。コンセンサスアルゴリズムはPoWというものを採用しており、一番早く問題を解けた人に多くの報酬が支払われるような仕組みになっています。ビットコインにはブロックチェーンという技術が使われており、その技術がビットコインの安全性の担保になっています。
ブロックチェーンはブロックがチェーン(鎖)のように連なっていることからそう名付けられました。ブロックチェーンはブロック毎にデータが入っており、ビットコインの場合だとブロックひとつあたり1MBの容量があります。そのブロックの中にビットコインの取引のデータが入っています。
また、そのブロックの中のデータは見ようと思えば誰でも見れるようになっているため、改ざんをしようと思えば全て見れてしまいます。中央で管理する組織を持つことなく相互監視できることから非中央集権的と呼ばれています。
イーサリアムは時価総額ランキング2位の仮想通貨であり、イーサリアム上に数多くのプロジェクトが立っています。イーサリアムはビタリックブテリン氏が作り出した仮想通貨です。イーサリアムはPoS(プルーフオブステーク)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
イーサリアムはスマートコントラクトという技術が特徴的です。スマートコントラクトとは、契約内容をブロックチェーン上で管理するという技術です。ブロックチェーン上で契約内容を管理することで、契約のデータは改ざん不可能なものとなります。
例えば、今までは不動産を買う際にはその取引を証明するための仲介者がおり、その仲介者には少なくないお金を支払っていました。しかし、スマートコントラクトによって、知らない人との取引でも安全に行うことができます。全ての取引が自動販売機のように行うことができます。Qtumの基本情報はこちらです。
通貨単位:Qtum(QTUM)
通貨発行上限枚数:51,000,000QTUM
システム(アルゴリズム):Proof of Stake
公開日:2016年12月19日
公式サイト:https://qtum.org/
ホワイトペーパー:https://qtum.org/uploads/files/cf6d69348ca50dd985b60425ccf282f3.pdf
仮想通貨Qtumを購入できる取引所
Qtumを購入できる取引所は34個あります。ここまで取り扱い数が多い仮想通貨は稀ですが、それほど期待されているということです。
- Lbank
- Bithumb
- Upbit
- OKEx
- CoinEgg
- Bit-Z
- Coinnest
- Binance
- Coinone
- Allcoin
- EXX
- Huobi
- Bittrex
- BCEX
- ZB.COM
- Gate.io
- Bitfinex
- OTCBTC
- Bibox
- BigONE
- Kucoin
- Vebitcoin
- HitBTC
- LiteBit.eu
- Livecoin
- Coinrail
- Quoine
- Abucoins
- Bleutrade
- CoinExchange
- Qryptos
- Liqui
- GOPAX
- Cobinhood
この中にはマイナーな取引所も含まれています。なお、日本の取引所ではQtumを取り扱っているところはないので、安心できる海外取引所を紹介します。この34の取引所の中でおすすめする取引所はバイナンスとKucoinです。
仮想通貨Qtumのチャートと価格
Qtumのチャートと価格は以下の通りです。Qtumは12月まで上がったり下がったりを繰り返しながら12月には一番低い値を記録し、そのあと1月、2月にかけて価格が上昇しました。
仮想通貨Qtumの特徴
Qtumという仮想通貨は多くの取引所で取り扱われており、ビットコインとイーサリアムのいいとこ取りをした仮想通貨だと言いました。では、Qtumという仮想通貨はどのような特徴をもっているのでしょうか。
コンセンサスアルゴリズム「PoS」を使用
仮想通貨QtumはコンセンサスアルゴリズムにPoS(プルーフオブステーク)というものを採用しています。ビットコインはPoW(プルーフオブワーク)というアルゴリズムを採用していますが、PoWには少し問題があります。それはPoWで使う消費電力が多いということです。
PoWは全世界の0.25%ほどの電力を使ってしまっており、将来的に電力不足の原因になる恐れがあると言われています。その問題点を解決したのがPoSです。PoSは簡単にいうと、その通貨を多く持っている人が多くの報酬を受け取れるという仕組みです。
PoSはPoWに比べて消費電力が圧倒的に少なく、PoWが抱えている電気不足の問題を解決しています。PoSはイーサリアムも取り入れているアルゴリズムでもあり、かなり有望視されています。
Qtumはインフラ系のプロジェクト
Qtumはイーサリアムやネオと同じようなインフラ系のプロジェクトです。インフラ系とは、その仮想通貨を利用したプロジェクトが立ち並ぶ可能性があるプロジェクトです。ICOというものがありますが、現在、多くのICOはイーサリアムのブロックチェーン上に立ち上げられてます。
Qtumもイーサリアムと同じように、Qtumを利用したプロジェクトが数多く立ち並ぶことでQtumの価値がどんどん上がっていきます。
DAppプラットフォーム
QtumはDApp(Decentralezed Application)をネットワーク上に構築します。DAppとは、分散型アプリケーションの略であり、中央に企業などの管理する組織を持たないアプリケーションのことです。DAppは企業に管理されることはないため、企業の都合でユーザー体験が低下したり、急にサービスがなくなるということはありません。
一般ユーザーを巻き込んで開発をするため、コミュニティの結束が強ければ企業が開発するよりも速いスピードで開発が進みます。それだけでなく、DApp上のユーザーのデータや資産はブロックチェーン上に管理されるため、資産が危険に晒されることはありません。
仮想通貨Qtumの将来性
Qtumは、ビットコインとイーサリアムのいいとこ取りをしていること、PoSというアルゴリズムを取り入れていること、色々なプロジェクトがQtum上に立ち並ぶこと、インフラ系のプロジェクトだということが特徴でした。それでは、これからQtumはどのように進んでいくのでしょうか。将来性を見てみましょう。
QtumのDAppの数
Qtum上にDAppが立ち並ぶとは言いましたが、DApp(Decentralized Application)のDAppの数が増え続けています。現在、QtumベースのDAppは24種類あります。これらそれぞれがロードマップを掲げ、目的のあるプロジェクトです。このようにDAppが増え続けるとQtumが使われる機会も増えるでしょう。