Cardano発の仮想通貨ADAの特徴と将来性|チャート・購入方法

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ADAコインとは

ADAコインとは、Cardanoというプラットフォーム上で使われる仮想通貨のことです。ADAコインは散々スキャムだ詐欺だと言われてきましたが、時価総額ランキングで現在6位にまでなっています。

 

少し有名になるとスキャムだと言われることの多い業界ではありますが、実用性のある仮想通貨にも安すぎる価格が付いていることも多々あります。ADAコインはどちらなのでしょうか。

 

ADAコインの知るためには、まずCardano(カルダノ)について知る必要があります。

 

Cardano(カルダノ)とは

Cardanoとは、カルダノ財団とIOHKという開発チームによって開発されているブロックチェーンプラットフォームです。CardanoはスマートコントラクトとDAppを兼ね備えています。

 

スマートコントラクトとは

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スマートコントラクトとは、簡単に言うと第三者を介在させずに取引をすることを可能にする技術です。例えば、車や不動産を購入するときに仲介する人がいることが多いです。それは売る人と買う人の間に入ってその取引を証明したり、どちらかに不正がないようにすることが目的ではいることが多いです。

 

しかし、スマートコントラクトが実装されることで、売る人と買う人が直接売買できるようになります。さらに、スマートコントラクトを利用した取引の際では、取引の際にブロックチェーン上に証明書を発行します。ブロックチェーン上に証明書ができるため、改ざん不可能であり、みんなが監視できる環境に証明書が発行できるようになります。

 

そのため、人を介さず取引することを可能にするスマートコントラクトは有望視されています。人を介さないことで仲介料も安く済むようになりますし、画期的な技術です。しかし、スマートコントラクトを実装している仮想通貨はイーサリアムなど、他にもたくさんあります。ADAコインはどこで差別化しているのでしょうか。 

 

DAppとは

 DAppとは、Decentralized Applicationの略語であり、日本語にすると分散型アプリケーションです。これまでのアプリケーションでは、アプリを運営する主体があり、運営元が発行しているというだけのアプリケーションでした。しかし、主体が明確にあるアプリケーションだと運営の透明性が明らかではなかったり、運営の信用や信頼によるものでしか成り立っていないという問題を抱えていました。

 

しかし、DApp(分散型アプリケーション)は主体を持たず、ネットワーク全体でそのアプリケーションを進化させていただきます。そのアプリケーションを利用する1ユーザーが、開発側としてDAppを作り上げることもできます。DApp上のデータやトークンはブロックチェーン上に保管され、誰も不正や改ざんができない状態になります。

 

ADAコインの基本情報 

通貨名:Cardano(ADA)

発行上限枚数45,000,000,000 ADA

コンセンサスアルゴリズム:Proof of Stake

公開日:2017

公式サイト:https://www.cardanohub.org/

ホワイトペーパー:https://www.cardanohub.org/en/academic-papers/

 

ADAのチャート

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ADAの価格は2018年の1月上旬をピークに下旬にかけて下がっています。

11月ごろは2.53円でしたので、60倍ぐらいにはなっています。ADAの現在の価格はこちらです。

 

 

 

 

ADAの特徴

ビットコインならPoW、イーサリアムならPoSとスマートコントラクトと、仮想通貨にはそれぞれ特徴があります。また、特徴に独自性があればあるほど、その通貨は希少価値をもつことになります。

 

ADAの特徴とはどのようなものなのでしょうか。カルダノ財団やIOHKがどのような昨日を実装していくのか、見てみましょう。

 

独自のPoS「Ouroboros(ウロボロス)」

ADAはコンセンサスアルゴリズムとして、独自のPoSをウロボロスと呼んでいます。ウロボロスはカルダノ財団と一緒にADAを発行しているIOHKというチームによって設計されました。ウロボロスはビットコインのブロックチェーンと比較して行われ、妥協はしていないと述べています。

 

PoSはプルーフオブステークと読み、ビットコインのコンセンサスアルゴリズムであるPoWが抱える問題を解決するために発明されたものです。PoWはプルーフオブワークと読み、直訳すると「仕事の証明」になります。PoWはコンピュータのCPUやGPU使ってマイニングをするのですが、ASICというマイニングに特化されたマシンを使うと早いスピードでマイニングが完成されてしまいます。

 

ASICを使うマイナー(マイニングをする人)があらわれることで、ASICを利用している人に富が集まってしまい、実質的な中央集権になってしまうという問題があります。それだけでなく、PoWに使う消費電力は尋常ではなく、今のまま続けて行くと電気が枯渇してしまうのではないかという声もあがっています。

 

PoSは、PoWの消費電力の問題を解決しています。簡単に言うと、PoSはその通貨を多くもっている人が承認作業に加わり、報酬を得られます。 ウロボロスではブロック生成を行う人の選定をランダムで行い、セキュリティを高くします。

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ダイダロスウォレット

 ADAコインを保有するには、ダイダロスウォレットに保管する必要があります。ウォレットとは、仮想通貨を保管するための財布です。仮想通貨によって適したウォレットがあり、通貨の発行元がウォレットも一緒に出していることが多いです。

 

ADAをダイダロスウォレットに保管することで、セキュリティを高めるだけでなく、ADAをオンラインゲームで獲得したときにもダイダロスウォレットに保管できます。Cardano(カルダノ)はもともとオンラインゲームで有名でした。そのため、もともとあるプラットフォームとADAがシナジーを生む可能性が高いです。

 

スキャムだなんだと散々言われてきましたが、もともとあるプラットフォームの性質、ADAのウォレットの仕組みを踏まえると、可能性は十分にあります。それを確認した人が多いからこそ、時価総額6位までなっているのだと考えられます。

 

スマートコントラクト「Plutus」

Cardano(カルダノ)はイーサリアムと同じようにスマートコントラクトを実装しています。カルダノはスマートコントラクトの名前をPlutusと名付けており、コンプライアンスや税金などの複雑な契約にも対応できると考えられています。

 

オンラインゲームによって獲得したコインに税金が発生した場合も、Plutusは対応できるということを示しています。

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ADAの将来性

独自のPoSやウォレットを活用していくADAコインですが、ADAの将来性を見てみましょう。取引所に上場したり、多くのユーザーに使われる可能性のあるアップデートがなされると、仮想通貨の価格は上がる傾向にあります。ADAコインはどのような好材料を持っているのでしょうか。

 

ADAのデビットカード

普段ショッピングをする際にADAでの決済ができるようになる可能性があります。実世界で使われるということになると、流動性が高まるため、かなり良い材料であると言えます。

 

ADAの購入方法

ADAを購入するには、BinanceかBittrexが良いとされています。現在、Bittrexは新規ユーザーの募集を止めているため、Binanceが有力になります。Binanceはイベントも盛んにおこなっており、運営の透明性が高いと言われています。

 

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