【LSK】仮想通貨LISKの特徴と将来性|サイドチェーン・DApp

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Liskとは

Liskとは、国内の仮想通貨取引所である「coincheck」や「bitflyer」で取り扱われている、人気の高い仮想通貨です。Liskという名前から、危なそうなイメージがありますが、人気であるということは、機能も伴っていると考えられます。

 

具体的にLiskというものがどのような機能と特徴を持ち、Liskはどのような将来性があるのかを紹介します。Liskを既に保有している人でも、この記事でまとめて機能を理解しましょう。

 

Liskとは、スマートコントラクトを実装したdApp(Decentralized Application)形成のためのプラットフォームです。わからない方がいると思うので、Liskの特徴で後述します。 

 

Liskの基本情報

通貨名(通貨単位):Lisk(LSK)

最大供給量:無限

現在の供給量(記事作成時):107,431,420 LSK

システム(アルゴリズム):DPoS(Delegated Proof of Stake)

公開日:2016524

公式サイト:https://lisk.io/

ホワイトペーパー:-

 

Liskは通貨の発行上限がないため、無限に発行され続けます。そのため、発行上限枚数があるビットコインなどの仮想通貨とは全く違う仮想通貨です。

 

Liskの公式twitterはこちらです。

 

 

 

 

Liskの特徴

多くの人に期待されているLiskですが、どのような特徴があるのでしょうか。

 

スマートコントラクト

スマートコントラクトとは、簡単に言うと第三者を仲介した取引をなくせるという技術です。例えば、不動産や自動車などを購入しようと思った時、売りたい人と買いたい人の間には仲介する人が存在します。

 

スマートコントラクトという技術が入ることで、売りたい人と買いたい人が直接取引することができます。その証明書はブロックチェーンによって証明され、改ざん不可能なものになります。

 

もっとわかりやすく身近な例で言うと、自動販売機がスマートコントラクトの例だと言われます。自動販売機は金をいれたら望むものを手に入れられますが、人の手を介在させていません。

 

スマートコントラクトを実装したLiskを使うことで人々の取引が簡単に、より円滑になされるようになります。また、dAppによりLiskのこの強みはさらに増します。

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DApp形成を目的としたプラットフォーム

DAppは発行体が存在しないアプリケーションのことです。オープンソースとなり、ユーザーがdAppを作り上げていきます。また、DAppのトークンやデータは暗号化され、だれにも盗めないようになっています。

 

つまり、アプリの中身はどのようになっているのかは全員が見れるようになっていて、だれでも新しい機能を追加したりできるが、他人のトークンを盗むことはできないという状況が出来上がります。

 

LiskはそのdAppを作り上げることのできるプラットフォームです。どんなユーザーでもLSKを利用してアプリを開発し、世の中にサービスを提供できるという機会が得られます。

 

DAppとして有名なのは、storjというクラウドストレージのサービスです。今後様々な仮想通貨のチェーンの上でDAppが構築されていくと考えられるため、LiskもDApp形成のプラットフォームになるでしょう。

 

LiskのコードがJavascriptで書かれている

LSKのコードはJavascriptで書かれています。Javascriptはプログラミング言語のことです。Javascriptとは、現在でも一般的に使われているプログラミング言語です。これがなぜLiskの特徴なのかを知るには、イーサリアムのスマートコントラクトと比較するとわかります。

 

イーサリアムもスマートコントラクトを実装しており、現在でもETHを利用したICOが乱立しています。イーサリアムを利用したICOでは、イーサリアムのプログラミング言語が必要になります。イーサリアムで使われてい流プログラミング言語はSolidityというものです。

 

Solidityというプログラミング言語はイーサリアム独自の言語であり、ブロックチェーンには相性がいいのですが、新しくイーサリアムを使ったプロダクトを作ろうとした場合、Solidityを学ぶ必要がでてきます。しかし、Liskでなにか作ろうとした場合、今まで使われてきたJavascriptで書くだけなので、比較的簡単に書くことができます。

 


 

 

サイドチェーンである

Liskはサイドチェーンを利用してdAppを作ります。サイドチェーンとは、ブロックチェーンのメインのチェーンとは別に独立しているブロックチェーンのことです。サイドチェーンもイーサリアムと比較することでわかります。

 

イーサリアムのdAppは、全てメインチェーンの上に構築されていきます。既に記載しましたが、Liskは独立したサイドチェーンにDAppを構築していくため、そこが明確に違います。

 

サイドチェーンにDAppを構築するメリットは、取引の処理速度が向上するとともに、手数料などが安くなることです。また、サイドチェーンのDAppに脆弱性が見つかり、ハッキングされた時は、Liskのメインチェーンからサイドチェーンを切り離すことで深刻な問題になることを防げます。

 

一方、サイドチェーンにはデメリットもあります。サイドチェーンを利用する時はメインチェーンとハッシュレートを同じにしなければなりません。そのため、セキュリティが弱いチェーンが出てきてしまうという問題があるため、ビットコインで一時期問題になったように、実質的な中央集権化が進んでしまうという見方もあります。

 

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Liskの将来性

Liskはサイドチェーンを利用しているということ、Javascriptを使用しているということ、DApp構築のプラットフォームであるということが特徴でした。では、Liskの将来性はどのようなものなのでしょうか。Liskの将来性について理解しましょう。

 

リブランディング

Liskはリスクと読みますが、名前の呼び名から危なそうなイメージを持った方もいるのではないでしょうか。そのため、Liskは2018年2月20日に李ブランディング(ブランドの再定義)を行うことにしました。

 

DASHが以前はDarkcoinだったことから、通貨の名称変更も考えられます。

 

 

これによってまったく新しいLisk Desktopやウェブアプリを発表するということを発表しています。

 

また、Liskのウォレットもローンチ予定で、かなりの時間を要してこのリブランディングに望んでいると考えられます。このリブランディングによりユーザビリティが上がるとなると、Liskの流動性が高まるきっかけになる可能性があります。

 

SDK配布予定

SDKとはSoftware Development Kitのことです。SDKを配布することで、一般のプログラマーなどがLiskのサイドチェーンを利用して開発ができるようになります。

 

前述しましたが、LiskのサイドチェーンはJavascriptで書くことができるため、馴染みのあるものです。そのため、SDKを配布するとLiskの開発に協力するエンジニアが増えることが予想されます。その結果、Liskの利便性が高まり、実用的なサービスが出てくることが予想されます。

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分散型取引所の開設

Liskはロードマップに、2018年7月に分散型取引所(DEX)を作ると発表をしています。分散型取引所とは文字通り、分散している取引所です。

 

Liskが分散型取引所を作ると、bitflyerやcoincheckなどの企業が運営している取引所の必要性が無くなります。そのため、取引所に無駄な手数料を取られることなく、取引ができるようになります。

 

Liskの分散型取引所はLiskが基軸通貨になるはずなので、Liskを保有していなければその分散型取引所は使えないでしょう。Liskを他の通貨に変えるためにLiskを購入するという人が現れるため、Liskの価格上昇が見込めます。

 

通貨のインフレがおこる可能性がある

Liskは通貨発行上限枚数がなく、無限に発行することができます。ビットコインは2100万枚という上下があります。そのため、金のようにある程度まで発行された後、価格は落ち着くということがあります。

 

しかし、Liskは無限に発行され続けるため、インフレが起こってしまう可能性があります。インフレとは、その通貨のLiskの発行量が多くなりすぎてしまい、Liskの価格が下がってしまう現象のことです。第二次世界大戦の時に敗戦国となったドイツが通貨を発行しすぎてしまい、ハイパーインフレと呼ばれる現象が起きました。

 

Liskはインフレが起こるとは言われますが、現在の法定通貨である日本円もインフレ通貨のため、あまり心配をする必要はないかと思われます。

 

 

Liskの購入方法

 Liskが買える取引所は国内だけでbitflyerとcoincheckの2つがあります。coincheckは問題が解決するまで紹介するのはやめています。海外の取引所ですと、Binanceが有名です。Binanceはtwitterなどで頻繁に情報公開をしており、運営の透明性が伝わっているイメージです。

 

ビットフライヤー

ビットフライヤーはビットコインの取引量国内No.1を謳っている日本の取引所です。ビットフライヤーで取り扱っている仮想通貨はビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、モナコイン(MONA)、リスク(LISK)です。ビットフライヤーではそれらのコインを保有できるほか、ビットコインのトレードが便利です。

 

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Binance

Binanceの登録方法の記事はこちらです。Binanceへの登録方法を一から解説し、身分証明のやり方や2段階認証によってセキュリティを高める方法も記しています。Binenceには日本の取引所では扱っていない仮想通貨が多くあるため、海外の取引所のアカウントを一つ作るにはBinanceがおすすめです。

 

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