仮想通貨ICNの特徴と将来性

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仮想通貨ICNとは

数ある仮想通貨の中で、今回はICNを取り扱います。ICNとは、Iconomi(イコノミ)というプロジェクトの仮想通貨です。ICNは2016年に公開された仮想通貨です。

 

ICNはデジタルアセットマネジメントプラットフォームであり、デジタルアセットマネジメントにかける労力などのコストを削減することができます。簡単に言うと、Iconomiは投資ファンドの管理状況をオープンにするためのプラットフォームです。基本情報がこちらです。

 

通貨名(通貨単位):ICONOMI(ICN)

通貨上限発行枚数:100,000,000 ICN

公開日:20168

公式サイト:https://www.iconomi.net/

ホワイトペーパー:https://bravenewcoin.com/assets/Whitepapers/ICONOMI-Whitepaper.pdf

 

デジタルアセットマネジメントとは

デジタルアセットマネジメントとは、デジタルアセット(デジタルな資産)の管理のことを言います。デジタルアセットとは、写真や画像、レイアウトのデータ、音声などです。それらのデータをコンテンツとして管理することをデジタルアセットマネジメントと言います。デジタルアセットマネジメントを中心にすることでオンライン上で何かを生み出す時に効率よくデータを共有したり、業務フローが改善することができます。

 

印刷業界ではデジタルコンテンツを作成する段階で写真やイラストをデジタルアセットとして一括で管理することでお客さんに対してデータを中心としたコンテンツを提供できるようになります。

 

流通企業などでは企業のプロモーションで使うイラストや映像などのコンテンツをデジタルアセットマネジメントできる環境を用意することで、企業は今までよりも効率よくマーケティングを行えたり、より効果の高いプロモーションができるようになります。

 

このようにデジタルアセットマネジメントにはかなりの効果があることがわかります。ICNはブロックチェーンを活用してデジタルアセットマネジメントをできるようにするプラットフォームです。デジタルアセットには当然仮想通貨も含まれます。

 

Iconomiの目的

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Iconomiは4つの世代にデジタルアセットをわけており、第1世代をビットコイン、第2世代をアルトコイン、第3世代をアプリケーショントークン、第4世代をDAAとしています。ICNは主に第4世代のDAAを駆使してサービスを提供します。 

 

ICNを使うことによってデジタルアセットへの投資をより簡単にできるようになります。また、投資したデジタルアセットをICNによって管理できるようなツールも用意します。機会に疎い人から仮想通貨に詳しい人まで、全ての人が簡単にデジタルアセットを利用・管理できるようにすることがICNの狙いです。

 

 さらに、ICNを発行しているIconomiはDAA(Digital Assets Array)というシステムを基盤にしています。DAAとは、様々なデジタルアセットを含んだものの組み合わせを総称してそう呼んでいます。

 

ICNの特徴

 ICNはデジタルアセットマネジメントに関する仮想通貨であると言うことがわかりました。ICNはDAA(Digital Assets Array)というデジタルアセットを複合的に組み合わせた資産を管理するツールを提供し、投資家が抱えている悩みを問題解決するというものです。

 

ICNがこれからどのようになっていくのかを予測する際、ICNの特徴を押さえておくことはとても大事なことです。ICNの特徴を理解して、ICNへの理解を深めるとともにICNの今後を予測して見ましょう。

 

ICNの特徴1:DAA(Digital Assets Array)

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IconomiはDAAという仕組みを中心にプロジェクトを進めています。DAAのメリットは、複数のデジタルアセットをまとめたものを構成するため、投資する際に手助けをしてくれる仕組みになっています。仮想通貨に投資をする際、見にくく情報がわからないというのが1つの障壁になっています。

 

しかし、DAAを利用すると1年分の価格の動きをパーセンテージで理解することができます。また、ポートフォリオをパーセンテージで一覧化することができます。

 

インターネットの分野の大企業であるFacebookやUberの創業期に投資することは技術的にかなり難しいことであり、アメリカのVCファンドにのみ与えられた権利でした。しかし、ブロックチェーンという技術により、市場が開かれたことによって誰もが創業期のFacebookやUberに投資できるような環境になりました。

 

Iconomiは、その技術を活用することによって、投資の機会を求める人に対して今までより多くの機会を設けられることを可能にしました。DAAによって誰でもファンドマネージャーになることができます。

 

ICNの特徴2:プラットフォームのOFM

OFMとはOpen Fund Managementの略であり、投資管理のオープンなプラットフォームです。ICNはOFMを投資管理をするための知識と経験を持ったトレーダーのためのプラットフォームとして活用します。一方で、少額の投資もできるようにします。

 

また、OFMプラットフォームには特徴があり、OFMプラットフォームによってスマートコントラクトを利用可能にする、ポートフォリオなどを管理するための利便性を上げるためのツールがたくさん用意されているということです。

 

ICNの特徴4:金融商品のCMF

CMFはCoin Management Fundの略で、金融アナリストや数学者や仮想通貨の専門家を要するチームによって管理されます。IconomiのCMFは最も利益率の高い金融商品になります。

 

Iconomiファンド

Iconomiファンドは、今までの投資ファンドとは全く違った機会を提供します。Iconomi投資ファンドは独自のトークン(ICN)を発行し、ICNは主要な仮想通貨取引所に提供されます。CMFはIconomi内で取引可能であり、Iconomiが発行するデビットカードを通じて24時間365日取引を行えます。

 

ICNトークン

ICNトーキンはクラウドファンディングの10日後に100万のICNトークンを発行します(終了済み)。ICNのイーサリアムベースの価値トークンであり、ICNもデジタルアセットです。ICNを所有していることでIconomiのプラットフォームの所有権を示し、保有していることで配当を受け取ることができます。ICNを以下のような利点があります。

  1. ブロックチェーンによるセキュリティ
  2. 高い流動性
  3. イーサリアムのスマートコントラクトを利用

 

Iconomi上のデジタルアセット

先ほど、DAAが第4世代のデジタルアセットと言いましたが、Iconomi上でデジタルアセットが既に紹介されています。

 

0x(ZRX) 

ZRXは0xのプロトコルトークンであり、トークン経済を支援する仮想通貨です。分散型取引所を作ろうとしている仮想通貨です。トークンごとの流動性を共有することで、これまでの流動性の問題を解決しようとしています。分散型取引所とは、企業の作る取引所とは違ってそれぞれのPCに取引所のデータがあるような取引所です。企業のハッキングリスクなどが改善されます。

 

AdEx(ADX)

AdEx(ADX)はオンライン広告の問題を解決するために作られた仮想通貨です。イーサリアムのスマートコントラクト上に構築され、サイト運営者や広告主向けのDAppを開発する予定です。DAppとは分散型アプリケーションのことであり、中央に管理する機関がいないことによって突然サービスが終了するなどのリスクがないアプリケーションです。

 

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adToken

adToken(ADT)はadChainプロトコルに参加するために使われるトークンであり、オンラインの広告の改善を行うトークンです。

 

アラゴン

アラゴンネットワークトークン(ANT)は起業家や投資家が簡単に操作できるデジタル上で管理をするために必要なトークンです。

 

Augur

Augur(REP)は何らかの賭け事をする際に使われるトークンです。

 

Bancor(BNT)

バンコールは、トークンの需要と供給の問題を解決するトークンであり、マイナーなコインを買いたい人が買うようにできるという仮想通貨です。

 

ビットコイン(BTC)

ビットコインは初めて作られた仮想通貨であり、仮想通貨市場の時価総額の半分を占める仮想通貨です。ビットコインの価格が上昇するとアルトコインが上昇する傾向にあります。

 

この他にもビットコインキャッシュ、Blocktix、Civic、Cofound.it、Creditbit、Decentraland、DASH、DigixDAO、district0x、Edgeless、EOS、Enigma、イーサリアム、イーサリアムクラシック、Everex、FirstBlood、Funfair、Gamecredits、Gnosis、Golem、Humaniq、 Icon、Iconomi、iExec RLC、KyberNetwork、Legends Room、Loopring、Lisk、Lunyr、MaidSafecoin、Matchpool、Melon、Metal、Monaco、Monero、Nexium、Numeraire、OmiseGo、Patientory、Qtum、Quantstamp、Raiden、Request、Ripio Credit Network、Ripple、SALT、Steem、Storj、Swarm City、Synereo、TenX、Tierion、The Quantum Resistant Ledger、Vibrate、Waves、WeTrust、Wingsがあります。

 

ICNの価格とチャート

ICNの価格とチャートを見て、これまでの価格の推移を見てみましょう。これからICNの価格は上昇するのでしょうか。一月にかけて価格が高騰し、そこから二月末にかけて下落、そのあとまた上昇しています。

 

 

 

 

 

 

ICNの将来性

ICNの特徴はDAAを利用して誰もが創業期のFacebookのようなベンチャー企業に出資ができるようにすること、OFMによってスマートコントラクトを利用したポートフォリオ管理をし、利便性を上げるようなツールが揃っていること、Iconomiファンドを立ち上げてIconomiファンドが発行するトークンICNを発行し、取引所で流通させること、Iconomi上で既にあるデジタルアセットが多いことなど、たくさんの特徴がありました。

 

それでは、ICNはこれからどのような将来性を持っているのでしょうか。これからICNに起こることを理解し、これからICNがどのように活動をしていくのかを見てみましょう。 

 

数多くの取引所に上場している

ICNは既に数多くの取引所に上場しています。上場数の多さはその通貨の信頼度にも影響してきます。取引所としては上場後に価格の下がる通貨は上場させたくないと考えますので、それなりに審査を通すようにしています。実際、取引高世界一位のバイナンスでは、数多くの申請がくるのに対してかなりの数の申請を却下しているとCEOが述べていました。

 

既にICNは10の仮想通貨取引所に上場しているため、日本では人気がないですが信頼度の高い仮想通貨であるということがわかります。

 

既にプロダクトがある

ICOトークンの多くはまだプロダクトが世に出ていないことが多いです。そのためポエムコインという言葉があったりするのですが、Iconomiは既に目に見える形でプロダクトがあります。

 

明確なロードマップがあるわけではないですが、ホワイトペーパーに記載してある通りに開発を進め、目に見える形でプロダクトがあるということはそれの価値に人々が 気付いた時、値段があがるという可能性があります。

 

ICNを購入する方法 

 ICNを取り扱っている取引所は現在10個あります。

  1. バイナンス
  2. Kraken
  3. Liqui
  4. OKEx
  5. HitBTC
  6. Bitsane
  7. Livecoin
  8. IDEX
  9. Tux Exchange
  10. Mercatox

10個の取引所で取り扱いのあるICNですが、バイナンスで購入することがオススメです。バイナンスは取り扱い銘柄も豊富で、手数料も安く、運営の透明性も高いことから日本人にも人気の海外取引所です。バイナンスの登録をしていない人は、これからまだまだ仮想通貨が新規上場する可能性があるため、新規登録しても良いでしょう。

 

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