【BCH】ビットコインキャッシュの特徴・将来性|チャートと購入方法

 

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ビットコインキャッシュとは

 ビットコインキャッシュとは、ビットコインからハードフォークしてできた仮想通貨です。ビットコインキャッシュはビットコインとは全く異なる仮想通貨です。ビットコインからハードフォークして生まれたコインはビットコインキャッシュの他にビットコインゴールド、ビットコインプラチナム、ビットコインウラン、スーパービットコインなど多くのフォークの予定やフォークコインがあります。

 

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たくさんのフォークコインの中には詐欺まがいのものだったり、名前だけのものもありますが、ビットコインキャッシュは他のビットコインのフォークコインとは違い、多くの取引所に取り扱われ、支持者が多い仮想通貨でもあります。

 

ビットコインの基本情報

通貨名:Bitcoin Cash(BCH)

通貨発行上限枚数:21,000,000 BCH

システム(アルゴリズム):Proof of Work(SHA-256)

公開日:201781

公式サイト:https://www.bitcoincash.org/

 

ビットコインキャッシュの購入方法

 ビットコインキャッシュは現在99の取引所で取り扱われています。取引高上位30位の取引所を列挙し、それ以外の取引所も明記します。

  1. OKEx
  2. Huobi
  3. Lbank
  4. Bitfinex
  5. HitBTC
  6. Bithumb
  7. Binance
  8. GDAX
  9. Bit-Z
  10. CoinBene
  11. EXX
  12. Upbit
  13. WEX
  14. Coinone
  15. Bitstamp
  16. Kraken
  17. Bittrex
  18. CoinEgg
  19. Korbit
  20. Poloniex
  21. RightBTC
  22. YoBit
  23. Exrates
  24. BtcTrade.im
  25. AEX
  26. Bitbank
  27. Exmo
  28. Trade By Trade
  29. Livecoin
  30. xBTCe

以上がビットコインキャッシュを取り扱っている上位30位の仮想通貨取引所です。その他にもbitFlyer、Ovis、ZB.COM、CoinEx、 Fatbtc、Bitcoin Indonesia、ChaoEX、CEX.IO、Kucoin、C2CX、Zebpay、Gate.io、Mercado Bitcoin、OTCBTC、Vebitcoin、Quoine、Coinroom、BitBay、Unocoin、BTC Markets、BX Thailand、Mercatox、Independent Reserve、Koinex、QuadrigaCX、Liqui、Altcoin Trader、Tidex、Bibox、DSX、Cryptopia、Coinsquare、Zaif、LiteBit.eu、Bitso、BitMarket、Coinfloor、SurBTC、CoinExchange、Abucoins、SouthXchange、CryptoBridge、Bitbns、Kuna、Bit2C、Coinnest、BigONE、COSS、The Rock Trading、BTC Trade UA、Bittylicious、Trade Satoshi、Bitsane、Braziliex、Waves Decentralized Exchange、Stocks.Exchange、CoinFalcon、Bleutrade、Cryptomate、Cryptox、ACX、BarterDEX、Coinbe、BTCC、Gatecoin、Qryptos、Coinrail、GOPAX、BITHOLICがあります。かなり多くの取り扱いがありますが、これだけビットコインキャッシュはメジャーだと言えます。

 

この中からビットコインキャッシュを取り扱っているおすすめの取引所をあげると、国内ならbitbankビットフライヤー、海外の仮想通貨取引所ならバイナンスかKucoinが挙げられます。ビットコインキャッシュはメジャーな仮想通貨なので、取り扱いが多いですが、なるべくセキュリティの高い取引所で取引するようにしましょう。

 

ビットコインキャッシュのチャートと価格

ビットコインキャッシュはフォークした直後に10万円以上の価格が付いています。そしてビットコインがSegwit2xでもめている時、保険としてビットコインキャッシュにお金が集まったことにより、ビットコインキャッシュの値段があがりました。

 

ビットコインキャッシュの価格影響:ビットコインのSegwit2x

Segwit2xとは、ビットコイン内部がビッグブロック派とスモールブロック派に分かれ 、ビットコイン2xというのを作るかどうかという問題にまで発展した事件です。

 

簡単に言うと、ビッグブロック派とは、ビットコインのブロック容量が大きくすることを望む人たちのことです。スモールブロック派とは、ビットコインのブロック容量が少ないままであることを望む人たちです。この2つの意見に分かれるのは、利害関係にあります。

 

ビットコインは非中央集権的なことを思想として掲げ運営しています。しかし、ビットコインを送受金するためには誰かがその送金や決済を承認しなければなりません。そこで「マイナー」と呼ばれる人達がビットコインを報酬としてもらう代わりに新しいブロックをマイニングすることや、決済を承認しています。

 

結論から言ってしまうと、ブロック容量が大きくなるとマイナーは仕事量の割合に対してもらえる報酬が少なくなってしまいます。そのため、マイナーの人たちからするとブロック容量は小さいままがいいことになります。

 

しかし、送金する側からすると「手数料が安い上に、送金が速い」と言われていたビットコインを利用しているにも関わらず、送金に10日かかったり、手数料が高くなってしまうとこまります。ユーザーの利便性を考える人たちがビッグブロックを提唱します。

 

どちらもビットコインのエコシステムには必要ですが、利害関係によってブロック容量が大きい方がいいのか少ない方がいいのかという意見に分かれてしまいます。そこで起こったのがSegwit2xという手段です。

 

Segwit2xは通常のSegwitと違い、Segwitをした後ブロック容量を大きくするというハードフォークです。しかし、Segwit2xで生み出されるB2Xというコインには、リプレイプロテクションという機能が付いていませんでした。

 

結論から先に述べてしまうと「BTC vs B2X」の構図が出来上がってしまい、ビットコインが生き残るか、2xによって生まれたコインが生き残るかというゼロサムゲームになってしまうという問題がありました。ハードフォークする際には以前の通貨と区別するためにリプレプロテクションという機能を施すのですが、B2Xにはそれを実装する予定がありませんでした。

 

BTC vs B2Xの構図が出来上がってしまうと、ビットコインの価格が非常に不安定になり、マイナーが保有していた分のビットコインがB2Xに流れてしまう恐れがあったため、ビットコインキャッシュに流れたと考えられます。

 

 

 

 

 

 

ビットコインキャッシュの特徴

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ビットコインキャッシュは多くの仮想通貨の中でも時価総額ランキングは高く、取り扱い取引所も多いことがわかりました。それでは、ビットコインキャッシュの特徴をみてみましょう。ビットコインとビットコインキャッシュはどこが違うのでしょうか。

 

 

 

ビットコインのハードフォークによって誕生

ビットコインキャッシュは、ビットコインからハードフォークして2017年の8月に誕生しました。ビットコインはメジャーな仮想通貨ではありますが、取引量の増加に対して処理が追いつかないことが深刻な問題になってきました。それがビットコインキャッシュが生まれたきっかけです。

 

ビットコインは元々データ容量が1MBしか存在せず、世界中の人がビットコインでやりとりする場合にはとても使えるものではないということがわかっていました。仮想通貨の市場に参加する人が増えるとともにビットコインの送受金の処理において資金詰まりや手数料の高騰が起こるようになってしまいました。

 

今言った「ユーザーの増加に対してビットコインの機能が追いつかない問題」を「スケーラビリティ問題」と読んでいました。スケーラビリティ問題を解決するために有志のビットコインのマイナーによってビットコインキャッシュは生み出されました。

 

ビットコインとビットコインキャッシュは名前もロゴも似ていますが、全く違う仮想通貨であることを覚えておきましょう。

 

ビットコインキャッシュとビットコインの違い

ビットコインキャッシュはビットコインと明確に違うため、違いを明らかにしておく必要があります。ビットコインとビットコインキャッシュはどの点において違うのでしょうか。

 

 

 

ブロック容量の違い

ビットコインキャッシュはビットコインとは違うと述べましたが、ビットコインキャッシュが圧倒的に違うのはブロックの容量です。ビットコインは先ほども述べたように、1MBしかありません。

 

一方、ビットコインキャッシュは8MBの容量があります。そのため、単純計算でビットコインの8倍の取引の処理ができるということになります。ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するためにハードフォークによって生まれたコインがビットコインキャッシュなので、ビットコインの問題点であるブロック容量の少なさを解決しています。

 

チーム・思想の違い

ビットコインとビットコインキャッシュは開発チームも分かれており、ビットコインはビットコイン・コアと呼ばれる人たちが開発をしていますが、ビットコインキャッスは独立した開発チームで開発を行っています。

 

ビットコインはスケーラビリティ問題を解決するためにSegwit(セグウィット)やライトニングネットワークと言った解決策を考案していますが、ビットコインキャッシュにはSegwit(セグウィット)がありません。ビットコインキャッシュの開発チームには、Segiwitを導入することでセキュリティが低くなるという考え方があるためです。

 

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セグウィットとは、ブロック内のデータ容量を圧縮してより多くのデータを処理できるようにすることです。ビットコインは元々1MBしかありませんが、Segwitを導入すると実質2MBまで処理できる量を増やすことができます。

 

ビットコインもビットコインキャッシュもスケーラビリティ問題を解決するための施策を打っていますが、それぞれの解決方法が違うだけだということがわかります。しかし、思想が違うためにビットコイン支持派とビットコインキャッシュ支持派はしばしば討論をすることがあります。

 

ブロックチェーン内で処理するかどうか

ビットコイン・コア派はSegwitやライトニングネットワークによってスケーラビリティ問題を解決すると述べていますが、ブロックチェーン内で取引をするか、オフチェーン(ブロックチェーンではないもの)で処理を行っていくかの違いがあります。オフチェーンとは、ブロックチェーンの外で送金や取引を行うことです。

 

端的に言うと、ビットコイン派は「オフチェーンを有効活用すること」を推奨しており、ビットコインキャッシュ派は「ブロックチェーン内で取引を処理する」ことを推奨しています。

 

仮想通貨のメインの技術はブロックチェーンだと言われているため、ブロックチェーン外で取引を処理することをよく思わない人もいるのは理解できます。しかし、ビットコインもビットコインキャッシュもより仮想通貨が使われる世界を目指しているという部分では同じなので、アプローチの段階で意見が食い違ってしまっていることがわかります。

 

 

ビットコインキャッシュの今後・将来性

ビットコインキャッシュはビットコインとブロックサイズが違うこと、ビットコインのSegwit2xによって価格が上昇させると言いました。では、ビットコインキャッシュの今後はどのようなことが予測されるのでしょうか。

 

ビットコインとの違いを踏まえた上で、ビットコインキャッシュの今後について理解を深めましょう。

 

ビットコインとの価格差

 ビットコインキャッシュは、ビットコインとは10倍の価格差があります。そのため、ビットコインキャッシュはビットコインに遠く及ばないとの意見がありますが、そうとは言い切れません。

 

ビットコインに限らず、1年で数十倍、数百倍になったコインはたくさんあるため、ビットコインキャッシュもその例外ではないと言えます。そのため、ビットコインキャッシュが世の中に広く認知され、ビットコインキャッシュの機能が認められればそういった急騰も期待できます。

 

ビットコインキャッシュのイベント

ビットコインキャッシュは現在でも、新しい取引所に上場したり、ハードフォークをしています。ビットコインキャッシュからハードフォークしたビットコインキャンディーという仮想通貨も生まれました。

 

イベントを追い続けるためにも、ビットコインキャッシュについて述べているtwitterアカウントもあるため、ビットコインキャッシュの情報は追い続けるようにしましょう。

 

 

 

ビットコインキャッシュにもチャンスがある 

ビットコインとは全くちがう仮想通貨であり、ビットコインの価格差があるもののまだ一般の人には認知度が低い仮想通貨です。

 

その為、今後1年かけて徐々に上昇したり、ビットコインが政治的な理由で機能が悪くなったりすると、ビットコインキャッシュにまたお金が流れる可能性があります。それでは、ビットコインキャッシュをおさらいしましょう。以下のような特徴と流れがありました。

  • 2017年の8月に誕生し
  • ビットコインの分裂騒動で価格が上昇した
  • ブロックサイズが8MB(ビットコインの8倍)

以上のビットコインキャッシュの特徴を押さえた上で、ビットコインキャッシュの価格を意識してみましょう。