仮想通貨ADKの特徴と将来性|iMesh/手数料無料/CoPoW

 

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仮想通貨ADKとは

 ADKとは、Aidos Kuneenという仮想通貨です。ADKは量子コンピューター耐性があり、匿名性のある通貨です。それに加えて、ビットコインが直面しているスケーラビリティの問題を解決した仮想通貨です。

 

ビットコインはブロックの1つあたりの容量が1MBしかなく、ビットコインで送金をしたい人が増えると資金詰まりを起こします。日本の取引所でも資金詰まりによってうまくウォレットに送られてこないという件もいくつかありました。

 

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ビットコインに金を入れる人がいればビットコインの価値が上がっていきますが、実用性の低いと言われる状態のビットコインを魅力的だと思う人は新規参入してこなくなるでしょう。ユーザーが増えるにつれてビットコインが使いにくくなるというのがスケーラビリティの問題です。

 

そういったビットコインの問題を解決し、完成すれば仮想通貨の天敵だと言われている量子コンピュータ耐性もあるというのがADKという仮想通貨です。ADKはXMSSというアルゴリズムを使用しており、IoTへの対応もする仮想通貨です。

 

通貨名(通貨単位):Aidos Kuneen(ADK)

通貨発行上限枚数:25,000,000 ADK

システム(アルゴリズム):PoW CoPoW

公開日:201766

公式サイト:http://aidoskuneen.com/

ホワイトペーパー:http://adk.works/jp/adk_whitepaper_tmp.pdf

 

ADKの特徴

ビットコインが直面しているスケーラビリティの問題を解決し、量子コンピュータ耐性のある仮想通貨がADKです。これからの価格の値上がりを見るかどうかを考える時、仮想通貨の特徴を知っておく必要があります。ADKの特徴はどのようなものなのでしょうか。 

 

ADKの匿名性の高さ

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いくつもあるアルゴリズムの中で、ADKはXMSSという署名を取り入れています。XMSSの他にZKbooというゼロ知識証明を加え、匿名性持つことができます。また、AKShuffleという技術を使用することによりって秘密を明かさずにパスワードをし示すだけでその人のものであるということを証明できます。それにより、取引は完全に見えなくなり、個人のプライバシーは保護されます。

 

ゼロ知識証明とは、パスワードによって本人であるということを他人に示す時、秘密自体は開示せずに証明するという方式です。

 

匿名性を保つことで得られるメリットとは、プライバシーが保護されることです。ビットコインを利用していると、ブロックチェーンの取引の透明性があるため、相互監視ができ、改ざんができないという性質からセキュリティを高く保てます。しかし、透明性があるが故にプライバシーが保護されません。しかし、匿名性を保つことで取引の追跡が不可能になるため、プライバシーが保護されます。

 

取引手数料が無料

ADKにはマイナーが存在しないため、ユーザーが手数料を払うことがありません。ADKを利用するにあたっては手数料がかかることなく送金や決済として利用できます。

 

ビットコインは送金をする際に4000円も取られたりすることがあるため、ビットコインで送金する人数が少なくなっています。ビットコインの場合は手数料がマイナーに支払われることによって仕組みができているため、手数料を低くなるように設定してしまえばマイナーに支払われる報酬も少なくなります。そうなるとマイニングに参加する人が少なくなってしまうという問題点もあります。

 

それをマイナーを必要としないシステムにしたのがADKなので、手数料を払う必要がないという独自性はユーザーに受け入れられやすいと言えます。 

 

DAGの構造を作る「iMesh」

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DAGとは、ブロックチェーンを元にして作られた構造です。ブロックチェーンは不可逆性がありますが、DAGはそれを糸のように絡み合うようにして構成しています。DAGは通常のブロックチェーンと違い、直線的ではありません。そのため、ビットコインのようにスケーラビリティの問題に直面することなく、多くのトランザクションを処理できます。

 

DAGを採用している仮想通貨はバイトボール、アイオータ、イーサリアム、ナノなどです。DAGは実用性の面が検証しきれていないため、問題点もありますが期待されている技術です。

 

CoPoW(Cooperative Proof of Work)

 CoPoWとは、協調型のPoWです、PoWはビットコインやライトコインにも採用されているコンセンサスアルゴリズムです。通常のPoWだと専用のマイニングマシンを持っている人が優位性を発揮するため、性能が低いパソコンを持っている人は不利になります。そこで生まれたのがCoPoWです。

 

CoPoWの特徴は送信者が取引で送金する際に、送金と共にPoWを行うということです。CoPoWを利用することによって色々なIoT機器を利用することができ、ビットコインでいったところのマイニングプールのような形でマイニングをします。

 

ADKの将来性

ADKの特徴は匿名性の高さ、手数料が無料だということ、大量の取引を可能にするDAGを応用したiMesh、PoWの問題を解決したコンセンサスアルゴリズムのCoPoWでした。ADKは最近ホワイトペーパーを公開したばかりですが、ADKのホワイトペーパーはかなり技術的な内容が多いです。

 

技術に裏付けられたADKはどのような将来性があるのでしょうか。まだ世に出て日が浅いADKの将来性はどのようなものなのでしょうか。

 

ADK運営の真摯な対応 

ADKの運営はとても真摯な対応することで有名です。ある取引所に上場していたのですが、上場を取りやめることをADK運営が決定しました。その際、その取引所にADKを預けていた投資家の資産がなくなってしまいました。そのなくなってしまったお金を、ADK運営のCEOがポケットマネーで補償するということを発表しました。

 

ADKのCEOはリカルド・バドエル氏です。コミュニティからドンと呼ばれ、とても信頼されています。

 

ADKの運営が開発したAidos Market

ADKは自分達で取引所を作っており、Aidos Marketという取引所を運営しています。期待されていたBankeraはスペクトロコインという取引所が仮想通貨を発行するという内容でしたが、ADKの場合は仮想通貨を発行するプロジェクトがついでに取引所も作ってしまったという内容です。

 

現在もADKはこのAidos Marketにしか上場していません。Aidos Marketはリカルド氏が作ると決めてから1ヶ月で作ってしまいました。その行動力と意思決定の速さはかなり好印象を与えました。

 

ADKを購入する方法

ADKを取り扱っている取引所は、現在1つだけです。以前はCryptoDAOという取引所で取り扱ってたのですが、取引所が怪しいという理由でADKが独自に運営を作りました。

 

Aidos MarketというADKの運営が独自に開発した取引所で取引をするだけです。Krakenなどの取引所から上場オファーもきているという噂もたっているため、これからADKが上場数を増やしていく可能性もあります。今のうちに手に入れたいという人はAidos Marketで購入しましょう。