仮想通貨DASHの特徴と将来性|マスターノードによる高速取引

 

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仮想通貨のDASHとは

仮想通貨が勢いをぶり返してきた最近の市場ですが、日本の取引所にも上場しているDASHという仮想通貨をご存知でしょうか。DASHはユーザーが即時払いに利用でき、全世界のユーザーがサポートするオープンソースの決済プラットフォームであると公式サイトで述べています。これを少し簡単に言うと、DASHは全世界のユーザーが使えて、情報を開示した状態なのでユーザーがいつでも開発をできる決済のためのプラットフォームであるということです。

 

DASHは取引のスピードが速く、匿名通貨でありセキュリティが高いということが特徴です。DASHはもともとDarkCoinという名前でしたが、ブランドイメージの改善とともにDASHという名前に変えました。DASHの基本的な情報は以下の通りです。

 

通貨名(通貨単位):Dash(DASH)

通貨発行上限枚数:18,900,000 DASH

システム(アルゴリズム):Proof of Work(X11)

公開日:2014

公式サイト:https://www.dash.org/

ホワイトペーパー:https://www.dash.org/wp-content/uploads/2015/04/Dash-WhitepaperV1.pdf

 

DASHはビットコインと同じPoWというコンセンサスアルゴリズムを使っていますが、SHA-256ではなくX11というアルゴリズムを利用しています。また、その他にもたくさんの特徴を持っています。

 

DASHの特徴

DASHはX11というPoWをアルゴリズムとして利用しており、マスターノードやInstantSendによる取引の高速化を計ったりしています。仮想通貨への投資をする際に、通貨の特徴や機能を理解することは大切です。

 

DASHの特徴がどのようなものであるのか、一つずつ見て見ましょう。

 

  

 

匿名通貨である

DASHは匿名通貨であるというのが一つの特徴です。匿名通貨は、DASHの他にもMoneroVergePhoreなどがあります。匿名通貨は、ビットコインなどの仮想通貨と大きな違いがあります。

 

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ビットコインはブロックチェーン技術による取引の透明さによって相互監視できるようになっています。誰でも取引の履歴を見れるようになっていることによってセキュリティの高さを誇っています。しかし、取引が見えすぎると嫌なことも起こります。AさんがBさんに毎月○○BTC送っているという情報が誰にでも見られてしまうというプライバシーの問題もあります。

 

そこで登場するのがDASHをはじめとする匿名通貨です。DASHなどの匿名通貨は、誰が誰に送ったかの情報を隠すことができます。それによりプライバシーは保護されます。大きい額のお金を送金するときもプライバシーが保護されるため、悪意あるハッカーに狙われる心配がなくなります。

 

インスタンドセンドによる取引の速さ

DASHはインスタンドセンドと呼ばれる仕組みを利用することで取引を速くしています。分散しているノードの中にマスターノードを作り、承認を任せることで取引の速度を実現しています。

 

インスタンドセンドにより、ビットコインが10分かかるのに対しDASHは10秒で取引の承認を可能にします。

 

DASHのマスターノード

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インスタンドセンドと並んでDASHの特徴の機能であるのがマスターノードです。マスターノードとは、簡単に言うと取引を承認する管理者のようなものです。予算の提案などの承認などもする、ただの保有者とは少し違う機能です。

 

しかし、マスターノードを設置するにはいくつか条件があります。DASHの場合、マスターノードを設置する場合は、1000DASHを担保として準備する必要があります。そして、専用のIPアドレス(PCの住所みたいなもの)と24時間休みなしのサポートをする必要があります。

 

これだけの準備が必要なのですが、ブロックが掘られた場合には報酬の45%をマスターノードを立てた人に支払われます。つまり、マスターノードを立てられれば不労所得を得られ続けるということです。一つのマスターノードにつき2DASHがもらえます。1DASH=60000円の場合、毎週60000円ずつもらえる計算になり、マスターノードだけで生活していくことができます。

 

2014年からDASHのマスターノードはやっていますが、現在世界で4100以上のマスターノードが立っています。

 

マネーロンダリングに使われる恐れがある

 匿名通貨は先ほども言ったようにプライバシーの保護はできますが、一方でその特徴を利用して社会的によくない人たちに使われる可能性があります。他の匿名通貨でも言われることですが、武器や薬などの売買に匿名通貨が使われてしまうと、送金者と受金者がわからないため、容易に取引ができてしまいます。

 

匿名通貨の特徴を悪用するケースもあるため、日本では匿名通貨を上場させている取引所に対してどのような対処をとるのかなど、仮想通貨を上場させているだけでマイナスイメージに捕らえられてしまうこともあります。

 

 

DASHの将来性

ここまでDASHの特徴をおさえてきましたが、DASHはこれからどのようになっていくのでしょうか。まず特徴をおさらいしましょう。

  1. マスターノード
  2. インスタンドセンド
  3. 匿名通貨 

 それでは、DASHの特徴を見ていきます。

 

ジンバブエの公式仮想通貨を目指す

DASHは、ジンバブエの決済サービスのKuvacashと共同で決済システムに日本円で約6200万円の投資をしました。このシステムが導入することにより、ジンバブエでは携帯によってDASHによる暗号通貨の決済ができるようになります。

 

ジンバブエの法廷通貨であるジンバブエドルはハイパーインフレによってほとんど機能しない状態です。そのため、闇市場での売買が主流であり、外貨コインなどによる決済が主流です。DASHがジンバブエに導入され、価値が認められて国民が使うようになれば、初の国家が支持する仮想通貨ということになり得ます。

 

実用性という面ではビットコインをもしのぐ仮想通貨です。

 

 

 DASHコイン取り扱いの取引所 

 DASHコインを購入するにはどの取引所を使うのが良いのでしょうか。取引所によって手数料がたかかったり、通貨の管理がずさんだったりするため、取引所を選ぶことが大切です。

 

Binance

Binanceの登録方法の記事を読むことでバイナンスの登録方法、使い方がわかります。Binanceへの登録方法を一から解説し、身分証明のやり方や2段階認証によってセキュリティを高める方法も記しています。

 

Binenceには日本の取引所では扱っていない仮想通貨が多くあるため、海外の取引所のアカウントを一つ作るBinanceがおすすめです。

 

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